2.3バージョン 開発者レター丨夢へ踏み入り、雪夜の真相を解明

2026-10-28 LATEST

青州で、何やら不穏な出来事が起きているようです。

百年前の雪夜に起きた惨劇に、新たな手がかりが見つかりました。文津館の廊下は突如、どこまでも続く空間へと変貌。さらに、長らく使われていない学舎からは、夜になると奇妙な物音が聞こえてくる……

10月29日、新エリア「蓬山」の開放にあわせて、今回は異なる3つの体験をご用意しました。

サスペンスや推理を楽しみたい侠客は、雪夜に起きた怪事件へ調査し、クローズド・サークル型の推理体験をお楽しみいただけます。ドリームコアの雰囲気や空間謎解きに興味がある侠客は、夢へ踏み入り、見慣れているのにどこか見知らぬ風景の中で、出口を探しましょう。そして、ちょっとした怪異やスリルを味わいたい侠客は、文津館の廃校舎へ。何度も繰り返される不気味な空間を入り、そこに潜む異変を見つけ出してください。

 

新たな鎮守「風雪の岱山」:雪夜の中で、謎の怪事件へ

大雪に閉ざされた山。外へ通じる道はすべて塞がれ、さまざまな思惑を抱えた客たちが、ひとつの宿屋に閉じ込められてしまった。そんな中、次々と発生する殺人事件。犯人は、この中にいるのかもしれない。そして、誰もが何かしらの秘密を抱えているようだ……

クラシックな本格探偵小説がお好きな侠客の皆様なら、こうした「吹雪の山荘」を舞台にした物語の幕開けには、きっと馴染みがあることでしょう。しかし今回、皆様が調査するのは、江湖の因縁が絡み合う百年前の未解決事件です。

噂によれば、百年前の岱山では、誰ひとり生き残らなかった惨劇が起きたといいます。さらに、九幽から帰還したという謎の人物が、雷雨の夜に復讐を繰り広げたとも伝えられています。今、一通の古びた手紙と一曲の琴の音が、闇に埋もれていた事件を再び調査するきっかけとなりました。しかし、あの日の出来事は、本当に噂どおりだったのでしょうか?

侠客の皆様は、過去の出来事を再現した「琴宮」に入り、当時の事件現場を自らの目で確かめることになります。ここで、ぜひ皆様にご紹介したい特別な仕掛けがあります。過去に起きた重要な瞬間が、そのまま切り取られ、空間の中に留められているのです。侠客の皆様はその光景の中へ足を踏み入れ、さまざまな角度から当時の様子を観察できます。誰がどこに立っていたのか、その時何をしていたのか、現場にはどんな見落とされた手がかりがあったのか……より深く推理に参加できる物語体験を目指し、事件が起きた夜の危険で不気味な空気を、皆様自身に体感していただけるよう工夫しました。

調査を進めると、宿のあちこちに残された手紙や品物など、さまざまな証拠も見つかります。これらの情報は「案牘室」に集められ、情報整理ボードで少しずつ整理できます。証拠同士のつじつまが合わないときは、もう一度現場に戻り、見落としていた情報を探すことも可能です。

鎮守「風雪の岱山」では、侠客の皆様に推理へ深く参加していただき、観察と証拠集め、そして何度も照らし合わせる作業を通じて、事件の全貌をご自身の手で明らかにしていただきたいと考えています。すべての謎が解けていなくても、ひとまず事件を終結させ、後から鎮守回想を通じて調査を続けることもできます。

しかし、この事件に絡む江湖の因縁は、やがて侠客の皆様を本当の戦いへと導いていきます。噂に語られた謎の人物がついに姿を現したとき、皆様は何を知ることになるのでしょうか?

 

新たな侠の足跡「碧波の釣り」:夢の中で出口を探す

「ドリームコア」とは一体何でしょうか。想像してみてください。見慣れた学舎には誰の姿もなく、教室を出ると、廊下はどこまでも続いている。本棚は何度も同じように現れ、階段は奇妙な方向へと伸び、水は机の脚まで満ち、がらんとした机が水面に揺らめいて映っている……目に映るものはどれも見覚えがあるはずなのに、空間全体には言葉にしがたい違和感が漂っている。そんな感覚です。

新たな侠の足跡「碧波の釣り」で表現したかったのは、まさにこうしたドリームコアならではの感覚です。

物語は、文津館の学子・鄭生が抱えるある悩みから始まります。鄭生の書院を去る日が近づいているのに、先生からの別れの言葉がずっと届かりません。侠客が彼を訪ねて書館へ向かうと、鄭生は机に突っ伏して眠っており、いくら呼びかけても目を覚ましません。その場を後にしようとしたその時、思いがけず、幾重にも姿を変える夢の世界へと引き込まれていきます。

この夢の中で特徴的なのは、侠客の皆様の移動に合わせて、空間の時間の流れが変化することです。前へ進めば時間も進み、後ろへ下がれば時間も巻き戻ります。時間の進行や逆行に伴って位置を変える物体もあり、侠客の皆様は変化する景色を観察しながら、新たな道を見つけ出していきます。

夢と現実の境目が曖昧になるような探索体験を大切にするため、今回は通常の任務ガイドを控えめにしました。代わりに、周囲の風景や音、空間そのものの変化を通じて、登場人物の秘められた記憶や感情を描いています。絶えず姿を変える空間の中で出口を探し、その変化を一つ一つたどっていく侠客の皆様も探索を進めるうちに、夢の奥に隠された師弟の過去も、少しずつ明らかになっていきます。

 

新たなホラー系探索遊歴:「林下の風、再び」

最近、文津館では、ある怪談が囁かれています。長らく放置されている旧学舎から、深夜になると奇妙な物音が聞こえてくるというのです。さらに、一歩足を踏み入れると、見慣れたはずの廊下がどこまでも続き、いつまで歩いても出口にたどり着けないとも言われています……

探索遊歴「林下の風、再び」では、侠客の皆様は、同じ空間が繰り返される不気味な旧学舎へと足を踏み入れます。銅鏡を使って周囲を観察し、異常を見つけながら、進むべき道を見極めていきます。一目で気づく変化もあれば、すでに通り過ぎた場所に潜んでいる異常もあります。この旧学舎で一体何が起きたのか。その真相は、侠客の皆様ご自身の目で確かめてみてください。

 

蓬山へようこそ。雪夜の宿屋、夢の中の書院、そして夜ごと奇妙な物音が響く旧学舎……最初にひとつだけ訪れるとしたら、皆様はどの扉を開けてみたいですか?